呼坂宿駅本陣跡

概要

周南市指定文化財呼坂本陣跡昭和四十四年三月三十日指定防長両国を東西に通じる山陽道は古くから開け、万葉集に歌われ、また、南北朝時代(約六百年前)の旅日記「道ゆきぶり」に現在の呼坂の地名が「海老坂」と記されています。江戸時代、河内家は代々庄屋や大庄屋を勤め、天明年間(一七八一年)より七左衛門が本陣を引き受け、参勤交代の大名や幕府の上使が宿泊や休憩をしました。河内家には現在も大名等宿泊、休憩の際の「お休み札」、「宿泊の部屋」、安政三年(一八五六年)より約三十年間の「萬日記」、当時の「屋敷見取り図」その他貴重な資料が保存されています。河内七左衛門は「御報恩の為、自力を以って相勤め、格別の御仕成御座無候」と古い記録にあります。

平成十五年四月二十一日周南市教育委員会

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2010年08月03日